柄本時生が初ドラマプロデュース、旧友の賀来賢人、落合モトキらと共演「良かったな、時生」
大人になってから、こんな時間ってない
──プロデューサーとしての将来の展望は何かありますか。 柄本 もういくつか、やりたいなと思っている題材はあって、それはいつか実現できたらなと思っています。 ──改めて、このメンバーでの作品作りが実現したことへの思いを聞かせてください。 柄本 感慨深いです。撮影が始まったら、意外とだんだんフラットにはなってきたんですけど、僕の中で一番やばかったのは情報解禁の日でした。それまでは、ストレスなのかなんなのか分からないですけど、ずっと蕁麻疹が出ているみたいな感じだったんですよ。情報解禁されて、ネットで記事を見させていただいた時が、とにかく感動して嬉しかったです。 落合 毎朝、現場でメイクをしていたら、時生ちゃんが入ってきたり、賀来くんが「おはよう」って入ってきたりして、「今日も始まるんだな」と、毎日が感慨深いです。ただ、例えば自分に近い役で、今日の本当の3人みたいな空気感の、ただただ楽しいだけの作品には終わらせたくないなということは思っていました。ちゃんとスタッフさんも巻き込んで、愛される劇団年一でありたいなと思うし、その空気を皆さんに届けられたらいいなって。そのほうがみんな、ハッピーな気持ちになれるんじゃないのかなと思うんです。 賀来 毎日がただ楽しいんですよね。大人になってから、こんな時間ってないんですよ。僕も子どもが2人いるし、みんなも仕事が忙しいし。こんなに毎日みんなとお芝居ができて、お喋りもできるような時間は普通ないので、いかにこの時間を育むかですね。それが画面から伝われば、なおいいなと思っています。
山田 健史