ボッタス「レース序盤に直接のライバルと対等なペースで走れたことはポジティブ」:キック・ザウバー F1第19戦決勝
2024年F1第19戦アメリカGPの決勝レースが行われ、キック・ザウバーのバルテリ・ボッタスは17位、周冠宇は19位でレースを終えた。 【写真】2024年F1第19戦アメリカGP 周冠宇&バルテリ・ボッタス(キック・ザウバー) ■バルテリ・ボッタス(ステークF1チーム・キック・ザウバー) 決勝=17位(55周/56周) 16番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード チームとして、できることはすべて試した。タイヤのパフォーマンスと競争相手のペースを考慮して、1ストップの戦略に切り替えたこともそのひとつだ。レース後半に何が起きるか分からないのだから、トライしたことは間違いではなかった。 ただ、第2スティントが少し長くなりすぎて、結果としては機能しなかった。レース序盤に直接の競争相手と対等なペースで走れたことは、間違いなくポジティブな点で、今後の足掛かりにしたいところだが、スティントの終盤になるとやはりペースが落ちてしまった。レースペースの点では確かに進歩した。けれども、この弱点に対処して、今後のパフォーマンスを改善するには、まだまだクルマの開発を続けていく必要がある。 ■周冠宇(ステークF1チーム・キック・ザウバー) 決勝=19位(55周/56周) 18番グリッド/タイヤ:ミディアム→ミディアム→ハード とてもいいスタートが決まって、いくつか順位を上げることができた。最初のスティントは順調だったし、セーフティカー後のリスタートは気合を入れて頑張った。周囲のクルマがハードコンパウンドを履いているのを知っていたからね。 残念なことに、そしてこれに関してはチームに謝りたいのだが、前方のクルマにアタックしようとしていた時に、ターン1への進入速度が高すぎ、バンプをヒットした角度が悪かったために、リヤが流れてスピンしてしまった。そして、第2スティントではペースのドロップオフが起き、その点でトリッキーだった。なぜそうなったのか、原因をしっかり理解する必要がある。 ここ数戦の状況と比べれば、最初の10周ほどはとてもいい感じだった。結局、今日のところはまだ十分ではなかったが、次のレースではもっといいパフォーマンスを示せるようにプッシュし続けるよ。 [オートスポーツweb 2024年10月22日]