ついにランキング6番手に浮上したハース。ヒュルケンベルグは今後にも自信「各チーム、もうアップデートがほとんど出揃ったはずだ」
ハースのニコ・ヒュルケンベルグは、F1アメリカGPの決勝レースで、中団グループの中では最上位となる8位でフィニッシュ。前日に行なわれたF1スプリントでも7位に入っており、ハースとしてRBを抜き、コンストラクターズランキング6番手に浮上することになった。 【動画】トヨタとハースF1、自動車産業の未来を見据えた業務提携に合意 ヒュルケンベルグは決勝用の予選でQ3に進めなかったことにはフラストレーションを感じたというが、それでも8位でカムバックしたことには満足していると語った。 「ちょっと疲れたね。今週末は100%の体調ではなかったんだ。だから疲れているけど、結果には満足している」 ヒュルケンベルグがSkyドイツのインタビューにそう語った。 「今日は良かったと言わざるを得ない。グリッドに向かうラップから、非常に良いフィーリングがあったんだ。どういうわけか全てがとてもスムーズで良い感じがして、それが最後まで続いた。そしてうまく戦うこともできたと思う」 今回のレースは、ほとんどのマシンが1ストップで走り切ることになった。ヒュルケンベルグ曰く、当初から決めていた戦略ではなかったという。 「1ストップは計画されていたモノではなかったけど、選択肢としては残しておきたかったものだった。でも、レースの状況とスピードにより、その方向に進むことになった」 「最終的には、それが正しい方向だった」 しかし土曜日を終えた時点では、自分自身に腹を立てていたと、ヒュルケンベルグはServusTVのインタビューに答えていた。 「週末中ずっと良い仕事ができたわけじゃない。土曜日の午前中(F1スプリント)は良かったけど、午後(予選)は自分自身に腹を立てていたんだ」 「でもそれはむしろ良かったかもしれない。怒りをポジティブなエネルギーに変えた。その失敗を、日曜日に正したいと思えたからだ。そしてチームと一緒にそれをやり遂げ、良い1ストップのレースを完了できた」 「スプリントの後、ミディアムタイヤが持ち堪えたので、1ストップも可能だという感触が既にあった。今日もその通りになったんだ」 「全てを最大限に活用できた。だから、僕はとても満足している」 ヒュルケンベルグは、残り5戦にも自信を持っているようだ。 「現時点で、アップデートをたくさん用意しているチームは多くないと思う。ほとんどのチームが、今週末でほとんどのモノを投入したはずだ。今各チームが使っているモノで、年末までのほとんどが決まっていると思う」 「僕らは十分に準備が整っているし、今後のサーキットでも、中団グループで競争力を発揮できると思う」
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