【速報】中学1年の男子生徒が自殺 第三者委の報告書受け教育長が謝罪「亡くなった児童や保護者と信頼構築できなかった点をお詫びしたい」
第三者委「本人や保護者への対応は十分ではない」と指摘
31日に会見を行った第三者委員会は、亡くなった翔さんや保護者に対して「親身な対応ができたかは疑問で、十分な対応ではなかった」などと指摘しました。 (第三者委の委員) 「この問題で学校の問題として考えているのは、対応の在り方。不適切な指導はあったが、初期対応を含めてもう少しきちんとできていれば、これだけこじれることはなかったのではと感じています。保護者や被害児童にどれだけ気持ちで寄り添えたか。被害者側の気持ちに寄り添って辛い思いをしているか、困っているかを把握して、きちんと対応の在り方を考えるべきではないかと思います。本人や保護者にとって親身になって対応できていたかというと疑問を感じるんですね。その辺から、十分な対応であったとはいえない。対応の在り方を学校としても学んでもらいたい」 さらに委員は「被害者の立場に立って考えられなかったのが一番の原因ではないか」とも指摘しました。 「被害者の立場に立ったことが考えられていなかったことが一番の原因では。被害者がこれだけ困っていると。これだけ苦しい思いをしてることが市教委や学校がどれだけ感じ取っていたか。それが出来ていないから転校は市内に限ると『少年院帰り』と言われていることで本人がどれだけ苦しい思いをしているかを市教委が感じ取れれば、別の対応できたと思う」
報告書に遺族「何度も教師に裏切られ続けたことが彼を失望させたことは間違いない」
報告書の提出を受けて遺族は次のように話していました。 (翔さんの母 松波千栄子さん) 「何度も教師に裏切られ続けたことが彼を失望させたことは間違いないんですよ。翔くんの言いたいこと言ってくれてるねって、見せられます」