奈良育英、猛攻で4連覇…高校サッカー奈良大会、前半の3点で生駒制す
第103回全国高校サッカー選手権大会奈良大会(読売新聞社など後援)の決勝が10日、奈良県橿原市の県立橿原公苑陸上競技場であり、奈良育英が生駒を3―1で破り、4年連続17回目の優勝を果たした。12月28日から東京都などで開かれる全国大会に県代表として出場する。
決勝は昨年と同じ顔ぶれ。両校は6月の全国高校総体(インターハイ)県予選の決勝でも対戦し、生駒が奈良育英を下した。
奈良育英は試合開始直後からボールを積極的に動かし、前半だけで11本のシュートを放ち、試合の主導権を握った。14分、MF西村優士選手のミドルシュートで先制。37分にFW藤川陽太選手がこぼれ球を押し込むと、3分後にも追加点を挙げ、一気にリードを3点に広げる猛攻を見せた。
生駒はゴール前での粘り強い守備で食い下がり、後半にはMF大下美智選手のゴールで1点を返したが、及ばなかった。
奈良育英の竹田秦主将は「序盤から攻めて3点を奪えたのが良かった」と語り、「全国大会では今日の試合のように、後半に失点をしないようにしたい」と力を込めた。
生駒の古田泰士監督は「前半に3点を奪われ、苦しい展開だった。選手たちはよく頑張ってくれた」とねぎらった。