物価高の冬…こたつに「ホース」!?ロングセラー商品が好調 電気代節約「エコなあったかグッズ」に注目
耐熱性のナイロンでできたいわゆる「省エネダクト」です。 東京や神奈川、愛知の店舗ではほとんど売れていません。いわば寒冷地御用達。 綿半スーパーセンター中野店・関谷善理さん: 「ここ1週間くらいで急に寒くなりまして、一気に売れていて、在庫もこちら1個だけ」
実際に家庭で使っている様子を取材させてもらいました。 長野市中条に住む塩入章光さん(82)・鈴江さん(82)夫婦。 ありました。こたつからダクトが伸びています。 塩入章光さん: 「(これをなんて呼んでいる?)『煙突』って呼んでいる。おれはこたつが好きだから、田舎もんだからこの方が足も出せるし、いいなって」 妻・鈴江さん: 「なんか柔らかい感じがするね、温度がね」
ファンヒーターの温風をこたつに取り込むことで部屋とこたつを同時にあたためられる優れもの。
電気こたつの電気代を節約することができ、塩入さんの家ではもう数十年、使い続けているそうです。
塩入章光さん: 「当時、石油ショックかな、みんなその当時はやってやった。でこれ便利なんだよ、こたつが熱くて、もういいやってときはそれ(取り込み口)をそっちに寄せておけば部屋だけ暖まる」
さらにー。 塩入章光さん: 「洗濯干しで、そのパイプの上へ靴下でもなんでも上げておけばすぐ乾くし、そうするとこの中に適当な湿度もあるし、とにかく乾燥するでしょ部屋が。喉痛めたりするから、これ温度、湿度、ちょうどいいんだ」
部屋とこたつを暖めるだけでなく洗濯物の乾燥にも。「一石三鳥」のエコグッズです。 塩入章光さん: 「どのくらい金額的にいいのか計算したことはないけど、俺はかなりいいなと思う。省エネになっているような気がする」
エコな暖かグッズは生活雑貨店でも好調です。 (記者リポート) 「こちらの量販店ではレジ横すぐに暖かグッズの特設コーナーが設けられ、これから始まる冬本番に向けて力を入れています」