被災の富山県氷見市へ手編みの手袋や帽子 富山県魚津市のボランティアサークル、地元の児童施設にも
富山県魚津市のボランティアサークル「さくらの会」は、メンバーが手編みした毛糸の手袋や帽子、膝掛けなどの防寒用品を能登半島地震で大きな被害を受けた氷見市の福祉施設などに贈る。18日はメンバー13人が魚津市村木コミュニティセンターで、編み上げた作品を一つずつラッピングした。 会は魚津市内の編み物教室に通っていた女性たちが2012年、作品を通して前年に起きた東日本大震災の被災地を支援しようと結成。17年から県内の福祉施設などに作品を贈っている。 今年はメンバー15人が1年かけて計961点を製作。氷見市内の福祉施設のほか、魚津市にある児童発達支援センター「つくし学園」などに届ける。米大リーグの大谷翔平選手の愛犬「デコピン」などをあしらった子ども用マフラーも用意。心を込めて1点ずつ袋詰めした。木内美和子代表は「『手から手へ、人から人へ、心から心の絆を深めて』をモットーに取り組んでいる。寒い冬を暖かく過ごしてほしい」と話している。