【今朝の5本】仕事を始める前に読んでおきたい厳選ニュース
(ブルームバーグ): 週末に話題になったニュースをお届けします。一日を始めるにあたって押さえておきたい5本はこちら。
仏予算協議
フランスの極右政党・国民連合(RN)を実質的に率いるマリーヌ・ルペン氏は、政府は社会保障予算案の変更に関する「協議を打ち切った」とAFP通信に語った。早ければ4日にも不信任案が採決される可能性が出てきた。これより先、サンマルタン予算相は、RNによる予算案の修正要求には100億ユーロ(約1兆5800億円)近くのコストがかかるとの見解を示していた。ルペン氏はバルニエ首相に対し、12月2日までに予算要求に応じるよう求めている。
CEO辞任
欧州系自動車大手ステランティスのカルロス・タバレス最高経営責任者(CEO)が辞任する。同社は暫定委員会を立ち上げると説明した。新CEOの選任プロセスは進行中で、2025年上期に指名される見通し。ステランティスは、利益急減や米国での販売低迷に見舞われている。
100%関税
トランプ次期米大統領は主要新興国で構成される「BRICS」諸国に対し、貿易などで米ドルの代わりに使用する新たな通貨を創設しないという確約を求めた。「新たなBRICS通貨を創設せず、強大な米ドルに取って代わる他の通貨を支持することもしないと約束するようこれらの国々に求める。さもなければ100%の関税に直面し、素晴らしい米国経済への売り込みに別れを告げることになると覚悟すべきだ」とトゥルース・ソーシャルに投稿した。
次期長官
トランプ氏は元国防総省幹部のカシュ・パテル氏を連邦捜査局(FBI)長官に指名すると発表した。パテル氏は、2016年大統領選へのロシアの干渉にトランプ陣営が共謀した疑惑を巡るFBIの捜査に憤りを表明し、注目されるようになった人物。トランプ氏は駐フランス大使に実業家チャールズ・クシュナー氏を指名するとも発表。同氏はトランプ氏の娘婿ジャレッド・クシュナー氏の父。過去に税務の虚偽申告のほう助などで有罪となったが、第1次トランプ政権時代に恩赦を受けた。