【動画解説】暑さ絶頂期 何日も続く猛暑と熱帯夜 40℃超えで今年の全国最高気温を更新
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パリオリンピックでは選手の皆さんの頑張りやメダル獲得で熱気に溢れていますが、日本は熱波に見舞われています。暑さのピークを迎え、今週は35℃以上が毎日続くような所がありそうです。
きょう月曜日、静岡県の天竜では40.2℃を観測(午後1時半まで)し、今年の全国の最高気温を塗り替えました。東京都心でも37℃まで上がり、4日連続の猛暑日となっています。 暑さの原因は、西日本に関しては背の高い高気圧に覆われているためです。一方、東日本は高気圧の圏内ではありませんが、高気圧の縁を回って流れ込む風が西風として入ってきています。この西風は山越えして吹き下りることで気温が上がる、いわゆる「フェーン現象」を起こすため、東日本でもかなり暑くなっているわけです。
今後も東日本や西日本を中心に危険な猛暑が続くことが予想されます。何日も続くことで、体への負担はかなりのものとなり、体調を崩しやすくなります。朝晩も気温が高いため、昼夜問わず、熱中症への警戒が必要な状況です。くれぐれも体に優しい生活を送るようにしてください。 天気は8月1日(木)と2日(金)は全国的に晴れますが、その後は、熱帯低気圧の動向によって予報が変わる可能性があります。 (気象予報士・多胡安那)