ワクチン接種と体調不良/死亡例との因果関係を専門家が解説
安全性評価の仕組みを正しく知り、情報を冷静に受け止める
例えばワクチンを接種した後に死亡した事例があれば、ワクチンが原因で亡くなったのではないかと考えてしまうのは当然です。しかし、このようにさまざまな仕組みを用いて、ワクチン接種との因果関係というのを全世界的に調査しているということは、ぜひ知っていただきたいと思います。 ワクチン接種の死亡事例について、センセーショナルに報じるメディアが多いのは事実ですが、皆様にはワクチンの安全性評価の仕組みを知っていただき、専門家が評価を終えた結果を冷静に受け止めていただきたいと思います。 記事監修:こびナビ 新型コロナワクチンに関する正確な情報を届けるプロジェクト 解説者:木下喬弘(きのしたたかひろ) こびナビ副代表 救急科専門医、外傷専門医、公衆衛生学修士 日本救急医学会、外傷学会専門医。2010年大阪大学医学部医学科卒。大阪の救命救急センターで9年間勤務した後、2019年にハーバード公衆衛生大学院に入学。日本のHPVワクチンに関する医療政策研究で、2020年ハーバード公衆衛生大学院卒業賞を受賞。