ライバル企業が持続可能な社会に向け協働、コカ・コーラとサントリー「ボトルtoボトル」水平リサイクルの啓発をサッカースタジアムで実施、ペットボトルは“外でも分別”を呼びかけ
【清涼飲料のトップ2企業が非競争領域でタッグを組み広く発信】
コカ・コーラとサントリーが協業して「ボトルtoボトル」の啓発活動に取り組むのは昨年に続き2回目となる。2023年は広島サミット開催に合わせて、啓発広告の展開を協業で行っていた。今回、コカ・コーラとサントリーが協業してサッカースタジアムで啓発活動に取り組むことについて小泉社長は、「(ボトルtoボトルは)飲料業界の方々が、会社の垣根を超えて本気で向かっている社会の次の道なのだと感じた。私たちが本当に社会を変えていかなくてはならないと、改めて強く思った」と話す。
両社は、シェアでトップ争いをするなど、普段はライバル関係にあるので協業自体が異例。そのため多くの注目を集めることから、協業をきっかけにペットボトルの水平リサイクルを知る人も多いという。両社は、新たな石油由来原料の使用量削減とCO2排出量の削減ができる「ボトルtoボトル」水平リサイクルの啓発活動を非競争領域と位置づけ、今後もより広く情報発信していく考えだ。
食品産業新聞社