アストラと第一三共「エンハーツ」、乳がん患者の生存期間延長の効果
(ブルームバーグ): 英アストラゼネカは2日、第一三共と共同開発した「エンハーツ」のグローバル第3相試験「DESTINY-Breast06」結果を詳細を公表した。それによると、エンハーツを投与された乳がん患者の無増悪生存期間(PFS)の中央値は13.2カ月と、化学療法の患者の8.1カ月より長かった。
この結果は同日、米臨床腫瘍学会(ASCO)の年次会合で発表される。
発表資料によると、同試験は、HR陽性かつHER2低発現の乳がん患者866人を対象に実施された。
エンハーツは胃がんや非小細胞肺がんなどの治療向けにも承認されている。
原題:AstraZeneca’s Lung, Breast Cancer Drugs Markedly Slow Disease(抜粋)
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Ashleigh Furlong