「開き直ってできた」ソフトバンク前田純、ファーム日本選手権で力投 日本一は届かずも、CSでの先発に向けてアピール
◆ファーム日本選手権 ソフトバンク2―6DeNA（5日、ひなたサンマリンスタジアム宮崎） ■柳田が試合前に笑顔で話すのは平成唯一の三冠王【写真】 〝日本一〟は逃したが、一発勝負のマウンドで粘り強さをアピールした。ソフトバンクの先発前田純が毎回走者を許しながら5回2失点。クライマックスシリーズ（CS）での先発を狙う左腕は「開き直ってできた。（球の）出力が出ていなかった中では、悪くなかった」と短期決戦の重圧を苦にしなかった。 プロ初勝利を挙げた9月29日の日本ハム戦（エスコンフィールド北海道）から中5日でのマウンド。4回2死一、二塁で打ち取った飛球を廣瀨隆太が捕球できず、2失点する不運に泣いた（記録は右前打）。それでも動じず、得意のチェンジアップを効果的に操りながら追加点を与えなかった。松山秀明2軍監督は「（失点は実質）エラーですから。いつも通り抑えてくれた」とねぎらった。 16日から始まるCSファイナルステージの先発陣は有原航平とモイネロ、スチュワートが決定的。残り2枠について小久保裕紀監督は「大津、松本晴、前田純とまだ決まっていないのでしばらく考える」と言及しており横一線だ。「持ち味のムラのない投球を意識してチャンスを逃さないように頑張りたい」と前田純。真の日本一に向け、最後までアピールを続ける。 【#OTTOホークス情報】
西日本新聞社
