【MLB】ヤンキース・ライターJr.がALCSのロースター入り ふくらはぎを痛めたハミルトンの代役
日本時間10月19日、ガーディアンズとのリーグ優勝決定シリーズでここまで3試合を終えて2勝1敗とリードしているヤンキースは、敵地プログレッシブ・フィールドで行われる第4戦に向けて、ロースターの変更を発表した。第3戦で左ふくらはぎを痛めて降板した救援右腕イアン・ハミルトンに代わって、救援右腕マーク・ライターJr.がロースター入り。ロースターを外れたハミルトンは、MLBが定めるポストシーズンのルールに従い、リーグ優勝決定シリーズの残りの試合に出場できないだけでなく、ヤンキースが進出した場合、ワールドシリーズにも出場できない。 熱戦が続くポストシーズンの日程・結果一覧 ハミルトンは第3戦の6回裏、ダニエル・シュニーマンのファーストゴロで一塁ベースのカバーに入った際に左ふくらはぎを痛めたとみられている。現在29歳のハミルトンはメジャー5年目の今季、レギュラーシーズン35試合に登板して0勝1敗1セーブ、11ホールド、防御率3.82を記録。ポストシーズンでは地区シリーズとリーグ優勝決定シリーズで1試合ずつ登板し、合計2試合で防御率5.40だった。 代役としてロースター入りした33歳のライターJr.はメジャー5年目の今季、レギュラーシーズン60試合に登板して4勝5敗、15ホールド、防御率4.50を記録。被打率.099、空振り率56.5%というスプリッターを武器としたピッチングで、58イニングで86個もの三振を奪い、奪三振率13.34はキャリアハイの数字だった。7月末のトレードでカブスから加入したが、移籍後は21試合に登板して防御率4.98、被打率.301と安定感を欠いていたため、ポストシーズンのロースターから外れていたが、ハミルトンの故障で出番が回ってきた。 ヤンキースは3勝1敗でロイヤルズを破り、地区シリーズを突破。リーグ優勝決定シリーズでは本拠地ヤンキー・スタジアムで行われた最初の2試合に連勝したものの、第3戦は熱戦の末に逆転負けを喫し、ここまで3試合を終えて2勝1敗となっている。きょうの第4戦に勝てば、2009年以来15年ぶりのワールドシリーズ進出に王手がかかる。