ルーニーの監督キャリアは再び失敗に終わるのか 英2部で21位に沈むもプリマス会長は支持 「我々は彼をどうサポートできるかを考えている」
今シーズンよりプリマスを指揮
プリマス・アーガイルで指揮を執るウェイン・ルーニー監督へのプレッシャーは高まっている。 現役引退後、指導者の道へ進んだルーニーはこれまで、ダービー・カウンティやD.C.ユナイテッド、バーミンガム・シティを指揮してきたが、監督としては苦戦を強いられている。特に昨シーズンの途中で監督に就任したバーミンガムではわずか15試合で解任となり、就任前は6位だったチームを20位にまで落としてしまった。 そんなルーニーは今シーズンよりプリマスで監督として再スタートを飾ったが、現在イングランドの実質2部であるチャンピオンシップで18試合を終えて、4勝5分9敗。プリマスは24チーム中21位に沈んでいる。直近2試合はノリッジ・シティに1-6、ブリストル・シティに0-4と大敗を続けており、ルーニーの解任を求める声もファンから挙がっていた。 そのため、次の2試合となるオックスフォードとスウォンジー戦がルーニーの将来を決めると報じられていたが、プリマスのサイモン・ハレット会長はこれを否定し、同監督を支持していることを明かした。 「我々がやろうとしているのは、彼を解雇したり交代させたりすることではない。我々は彼をどうサポートできるかを考えている。ウェインの後任について話し合っているわけではないが、我々が素晴らしいコーチだと考える彼をサポートし、その力を引き出すにはどうすればいいかについては話し合っている」(『The Plymouth Herald』より) ルーニー監督への信頼を語ったハレット会長だが、プリマスは現在、自動降格圏から2ポイント差となっており、早急な改善が必要だ。監督として再スタートを切ったルーニーはまたしても苦戦を強いられているが、ここから巻き返すことはできるだろうか。
構成/ザ・ワールド編集部