新札が発行されましたが、もともと古かった「聖徳太子」の一万円などはまだ使えるのでしょうか?
お札を新しく発行するのはなぜ?
新札を発行する主な理由は以下の通りです。 ●新たな偽造防止技術を使い、偽造による被害を減らすため ●紙幣にユニバーサルデザインを盛り込むため 福沢諭吉が描かれた一万円札などは2004年に発行されたもので、約20年が経過しています。20年の間で印刷技術は大きな進歩を遂げており、今回の発行では高精度なすき入れ模様や3Dホログラムなどが盛り込まれています。 ユニバーサルデザインとは「すべての人のためのデザイン」という意味です。年齢や障がい、国籍などを問わずに利用できるデザインを目指し、お札の種類が識別しやすくなる工夫がされているようです。
聖徳太子のお札はまだ使える
現在は発行が終了しているお札でも、25種類は有効とされています。25種類の中に含まれるため、聖徳太子が肖像に描かれているお札も利用可能です。 特別な措置がない限り、発行が終了した旧札でも通用力を失うことはないとされています。つまり、明確な利用期限があるわけではなく、基本的には半永久的に利用できるということです。 とはいえ、お店によっては使用できないケースもあるため、不安な方は日本銀行の本支店で交換することを検討しましょう。 出典 日本銀行 これまでに発行されたお札のうち、現在使えるお札はどれですか? 古いお札を持っていますが、現在も使えますか? 日本銀行 現在発行されている銀行券・貨幣 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部