47都道府県の果実グミ 福岡で一斉販売会 JA全農
JA全農ふくれんは29日、福岡市のJR博多駅構内で、全農ブランド「ニッポンエール」のグミを販売するイベントを始めた。1県1種ずつ、47都道府県の果実を使ったグミを並べ、選ぶ楽しさを演出。土産物として提案し、全国の特産果実の知名度向上を図る。6月2日まで。 全都道府県のグミをそろえた披露は公共施設では初めて。1袋150円で、地域別に加え「イチゴ」「ブドウ」など品目別のコーナーも作った。ふくれんフードマーケット課の向井瑞季さんが「グミをきっかけに各県のフルーツを知り、生果実を手に取ってほしい」とPRした。 会場を提供した博多ステーションビル営業推進部の岩田翼さんは「かさばらず、インバウンド(訪日外国人)のまとめ買い需要も高い」と、気軽な土産品にグミが選ばれている理由を話す。 滋賀県草津市の重永暢一さん(88)、千晶さん(88)夫妻は、佐賀県で同窓会に参加した帰りに立ち寄った。1000円を目安に選び、「7人いる孫がグミ好きなので」と、計7種類を購入した。 イベントはDeNAのライブ配信アプリ「ポコチャ」と協力。福岡県の配信者9人が「博多あまおうマイスター」としてコラボシールを配りながら、グミの販売を手伝った。
日本農業新聞