【延岡学園】苦しい1年を過ごして迎えたウインターカップでようやく目指していたバスケットを攻防両面で発揮して1回戦突破 | 高校バスケ ウインターカップ2024
キャプテンの大津山は楠元コーチの意向でベンチスタートになったが、「大事な局面で絶対に使う」という言葉にしっかりと応え、5本のオフェンシブ・リバウンドを奪うなど、セカンド・チャンスからアグレッシブに攻めたことでチーム最多となる21点をマーク。昨年から主力だった内田悠介が15点、得点源の一人である佐々も3本の3Pショットを含む14点、留学生2人で32点、14リバウンドと、数多くの選手がオフェンスでも貢献したことも、108対80のスコアで瀬戸内を破る要因になった。
コート上でもベンチに下がった際も常に声を出してリーダーシップを発揮し続けた佐々は、ようやく手にしたウインターカップ初勝利を素直に喜んだ。
「今年はインターハイとか九州大会を含めてトーナメントで1回戦負けが多くて、すごく苦しい1年間だったんですけど、その中で3年生がめげずにやれたということ、相手どうこうじゃなく勝ち切れたというのは、一つの大きな収穫だと思います」
延岡学園が2回戦で対戦するのは市立船橋。ウインターカップに出てくる相手はどこもタフだが、佐々は厳しいディフェンスと自身の3Pショットで勝利に貢献したいという思いが強い。その理由は、「昨年負けているので、3回戦まで行ってリベンジしたい」と語った美濃加茂との対戦を実現したいからだ。
文:青木崇
青木 崇
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