お笑い芸人、松元ヒロが単独ライブ初日、政治風刺など多彩な分野で爆笑トーク「トランプなのに『ハート』がない!」
「テレビで会えない芸人」の異名で知られる松元ヒロ(72)が7日、東京・新宿区の紀伊國屋ホールで単独ライブ「ひとり立ち」の初日を迎え、政治風刺トークやものまね、パントマイムで満員の約300人を笑いの渦に巻き込んだ。 豊かな表情と軽快な身のこなしで冒頭から、米大統領選をチクリ。「トランプが選ばれたけど、トランプなのに『ハート』がない!」とバッサリ。返す刀で先の衆院選で大きく議席を減らした自民党を手玉に「(裏金問題の議員を)非公認すると言いながら、裏公認した」と切り捨てた。 さらに、国民民主党に対しても「与党と野党の間を行ったり来たり。何を言う〝とう〟ねんという感じだね」と毒舌全開。トークは政治から人類の歴史に加え、世話になった放送作家、永六輔さんや落語家、立川談志さん、フォーク歌手、高石ともやさんら故人との秘話に及び、ものまねをしながら、それぞれの魅力を面白おかしく振り返った。 最後は最新のニュースと天気予報に合わせ、石破茂首相の顔まねを含め得意のパントマイムを披露。ほぼノンストップの約1時間50分、即興で客席ともやり取りしながら〝松元ワールド〟を創り上げた。今回は10日まで4日間、次回の来年は同所で4月24日から4日間、上演する。