EL全試合先発続くAZ毎熊晟矢、開始90秒シュートで先制起点もFWオシメンに空中戦被弾
[11.28 ELリーグフェーズ第5節 AZ 1-1 ガラタサライ] UEFAヨーロッパリーグ(EL)は28日、リーグフェーズ第5節を各地で行い、DF毎熊晟矢所属のAZ(オランダ)はガラタサライ(トルコ)と1-1で引き分けた。毎熊は右サイドバックでELデビューから開幕5試合連続の先発出場。前半2分に鋭い攻撃参加から先制点の起点となったが、同44分に空中戦で狙われて失点にも絡み、随所に存在感を放ちながらも一長一短のパフォーマンスだった。 【写真】「えげつない爆美女」「初めて見た」「美人にも程がある」元日本代表GKの妻がピッチ登場 ここまで2勝2敗のAZが3勝1分のガラタサライをホームに迎えた一戦。試合は開始90秒、AZがさっそく先制に成功した。 中盤でセカンドボールを拾ったMFヨルディ・クラーシが右に大きく展開し、受けたFWマイケル・ラードがスルーパスを送ると、ここに毎熊がオーバーラップ。ペナルティエリア右の角度がないところから右足を振り抜くと、相手GKフェルナンド・ムスレラがこぼしたボールにMFスフェン・マイナンスが飛び込み、先制点が入った。 その後もAZは速攻を主体に攻撃を組み立てる中、前半29分にも毎熊が鋭い縦突破で右サイドを駆け上がり、今度はゴール前への横パスでチャンスメーク。FWルベン・ファン・ボメルのダイレクトシュートは大きく枠を外れ、アシストこそならなかったが、毎熊の存在が的確に脅威を与えていた。 それでも前半44分、今度は守備で難しい対応を強いられた。AZは左サイドをMFドリース・メルテンスに深く攻め込まれ、フリーでのクロスを許すと、FWビクター・オシメンがこれに反応。高い打点のヘディングシュートに毎熊もなすすべなく、最後はMFペール・コープマイネルスに当たったボールがゴールラインを越え、同点に追いつかれた。 毎熊は前半アディショナルタイム1分、右の高い位置を取って味方をサポートし、果敢なミドルシュートを狙うが、これは大きく枠外。得点にも失点にも絡む形で1-1のままハーフタイムを迎えた。 後半は拮抗した展開が続く中、毎熊は果敢な出足で相手のパスをカットするなど、守備面でも見せ場を創出。元ベルギー代表のメルテンスとのマッチアップもたびたびあったが、後れを取る場面はほとんどなく、後半39分にはファウルを受けてイエローカードも出させた。 AZは後半アディショナルタイム2分、MFキース・シュミットが2枚目のイエローカードで退場。すると同3分、右からのクロスを再びオシメンに毎熊の上から叩かれ、ゴールにねじ込まれた。ところが、オシメンはオフサイドポジションにいたためゴールは認められず、AZは命拾い。試合はそのままタイムアップを迎え、AZは今大会の戦績を2勝1分2敗とした。