慶大・清原正吾が野球引退へ 本人がコメント「今後は野球の道ではなく、新たに目標を持ち、社会に出る準備をすることにしました」
元西武などでプロ野球歴代5位の記録となる通算525本塁打を放った清原和博氏(57)の長男、慶大・清原正吾内野手(4年)が、大学限りで野球を引退することが24日、分かった。 【写真】本塁打を放った慶大・清原正吾を見つめる清原和博氏 中学、高校と6年間野球を離れたブランクがありながら、東京六大学野球リーグで通算3本塁打を放ち、今春には一塁手として初のベストナインに輝くなど、慶大の4番打者として活躍した。10月24日のドラフト会議ではプロ志望届を出しながらも、指名漏れ。その後、今季からイースタン・リーグに参入したオイシックスや、独立リーグなど9球団がオファーを出していた。 大学ラストゲームとなった早慶2回戦後に、進路について「何も決め切れていない。どの選択肢もあり得るというか。早大戦で2連勝することだけを考えて過ごしてきたので、明日以降、ちゃんと自分と見つめ合って考えたい」と熟考の構えを語っていた清原。神宮の大学野球ファンを沸かせた男がバットを置く決断を下した。本人のコメントは以下の通り(原文のまま)。 「プロ志望届を提出してから今日まで真剣に悩み、向き合った結果、今後は野球の道ではなく、新たに目標を持ち、社会に出る準備をすることにしました。大学から再び始めた野球人生でしたが、どれもが自分を成長させてくれる貴重な経験ばかりでした。監督、チームメイト、家族、そして応援し、支えて下さった皆様に感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございました。2024年11月24日 慶應義塾大学野球部 清原正吾」