一体どういうこと? マイナンバーカードと免許証の一体化とは
さらに、一体化に合わせてマイナ免許証、運転免許証の取得や更新時にかかる手数料も見直されることになりました。 まず、運転免許証を取得する場合、これまで2050円だった手数料はマイナ免許証の場合1550円に値下げされ、従来の運転免許証は2350円に値上げされ、どちらも持つ場合は2450円となります。 そして運転免許証を更新する場合、これまで2500円だった手数料は、マイナ免許証は2100円に値下げされ、従来の運転免許証は2850円に値上げ。どちらも持つ場合は2950円となります。 それでは、マイナ免許証の運用には、どのようなデメリットがあるのでしょうか。 最も懸念されるのは、マイナ免許証のみを保有した場合、紛失した際に再発行まで運転ができないという点。自治体によって異なりますが、再発行には1か月半近くかかるところもあるようです。 一方、運転免許証の場合は、原則、即日再発行されるため、通勤、通学でバイクを使用しているライダーは従来の運転免許証の再発行もおこなう必要があります。そのため、当面は、マイナ免許証と従来の運転免許証の2枚持ちをする人が多い事が予想されます。 ※ ※ ※ マイナンバーカードと運転免許証を一体化させたマイナ免許証の運用は、2025年3月24日からスタートする見込みです。現時点では任意のため、現在の運転免許証が廃止されるわけではありません。 また、デジタル庁の工程表によれば、「モバイル運転免許証」の運用も、マイナ免許証の運用開始後、極力早期で実現を目指すとの事。今後の動向に注目していきたいところです。
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