「クラブの正しい握り方」をわかりやすく解説! レッスンプロになるための「ゴルフの教科書」にあるグリップの手順とその重要性
GD そうでした。体幹(ボディ)ターンドリルの勉強がひと通り終わったし、早くクラブを持って学んだことを試したくなってきました。 原田 そうですね。私のレッスンでは最初にハーフスウィングに取り組みましたが、途中から体幹ターンの重要性に触れたことで、一時置いてきた感じになっています。では、ハーフスウィングに戻りましょうか。 GD ハーフスウィングはフルスウィングの8割。いきなり大きなフルスウィングをするとスウィングがメチャメチャになる心配があるので、まずハーフスウィングでスウィングの基礎を作るということでしたね。でも、今は早くクラブを振りたいです。 原田 ち、ちょっと落ち着きましょう。クラブを振るのはいいですけど、その前に大事なことを学びましょう。これはゴルフスウィングで1番大事と言っても過言ではありません。 GD ゴルフスウィングで1番大事なこと? 原田 それはグリップです。初心者にグリップを教えるときは1カ月勝負で取り組みます。週1回のレッスンとして計5回。5回でもってプロ並みのきれいなグリップができるようにしないといけない。正しいグリップができるようにならないと、クラブを振るという動きができないんです。 GD グリップは人それぞれかと思っていましたが、違うんですね。
グリップには「A、B、C、D」の4つのカリキュラムがある
原田 違うんです。グリップは何度力説しても足りないくらい大事です。私たちのカリキュラムにはグリップのA、B、C、Dというものがあります。それを学んでいけば、正しいグリップができるようになります。 GD それはぜひ知りたいです。 原田 では、A、B、C、D全体の説明の前に、Aはグリップの「形」なのですが、まずAの「形」をしっかりマスターしていただきましょうか。これについては私たちのカリキュラムの教科書に「台本」があります。レッスンプロを目指す人が未来の生徒さんに正しいグリップを教えるときのアンチョコみたいなものですが、これには正しいグリップを作る際のエッセンスが詰まっています。 GD 聞きたいです。 原田 では、初心者に指導するときの教科書通りの説明をしましょう。これついては質問なしの通しでいきます。いいですか? GD なんか緊張します。