EC事業の課題「新規顧客の集客」を解決するには? 「選んでくれた理由」「知ってくれた理由」の現状把握から集客戦略の見直しを
「EC事業を内製化する」――それは必ずしも、「Webサイトやコンテンツの制作スキルを身につける」「リスティング広告の運用を自社内で行う」「自社サイトのシステム改修をECチーム内で解決する」ことを意味しません。ECに関係する専門的な領域は、すでにいち担当者の努力でどうにかなる時代ではなくなっています。 この連載では、EC事業の内製化を目標に、ECマーケティングに関係するテーマを設定、その判断をするための「考え方」を伝えていきます。5回目はEC運営の永遠の課題「集客」の重要なポイントや実践すべきアクションについて解説します。
いやいやネッタヌ君、前回あくびしていたじゃない(笑)
それはエンゲージメントの話が少し難しかったから……。
たしかに前回の話はちょっと難しかったかもね。今回からは「集客のコツ」の話。広く言えば「顧客作り」だね。
ボクもいまいち集客についてはわからないなぁ……。
実はこの連載をスタートする時、「ネッ担」の編集長から「新規顧客の集客の話は絶対やってくれ」と依頼されているんだよね。やはりどのECサイトも集客は永遠の課題だよね。
その裏話、リアル~~。
じゃあ、少しずつ集客の話に入っていこうか。
集客戦略の設計には「現状把握」が必要
ECサイトを成長させる上で最重要の課題は「商品作り」と「顧客作り」だよね。この「顧客作り」の重要な要素が「集客」ということになる。特に「新規顧客の集客」はEC事業の永遠の課題で、ここが解決したら苦労しないって話だよね。
うんうん、苦労しないですね。
なので「ECサイトの新規顧客を増やす」ことを重点的に話していきたいのだけれど。ネッタヌ君、前回のコラムで「できれば取り組んでいきたいこと」を伝えたの、覚えている?
なんでしたっけ?
前回のコラムはほとんどその話だったじゃない。もしかして話の途中から寝ていたの……?
あ、思い出した! 「ECサイトに興味がありそうなお客さまを集客する」だ!