「腐ったミカンはいらない」と退職迫られ、うつ病に 職員3人との和解成立 追手門学院側が全面的に謝罪
ABCテレビ
「腐ったミカンはいらない」と職員に退職を迫った学校側が全面的に謝罪しました。大阪の学校法人・追手門学院が2016年に開いた「キャリア研修」で、経営コンサルティング会社から来た講師が、当時の事務職員18人に人格否定を繰り返し、「私が執行部の立場ならあなたは要らない」などと執拗に退職を迫りました。 (講師)「あなたのように腐ったミカンを追手門の中に置いておくわけにはいかない」 職員のうち、3人がうつ病などで休職に追い込まれたとして、2020年に計3600万円あまりの賠償を求める訴えを起こしていました。学院側は争っていましたが6日、職員らに謝罪し計9200万円あまりの解決金を支払うことなどを条件に和解が成立しました。 (50代の職員)「教育機関がこういうハラスメントをしたのは本当に問題。全体でもハラスメントがなくなるように願っています」 和解を受け、追手門学院は「引き続き再発防止に努める」などとしています。
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