<なでしこ速報>日本2-5で米国に完敗、連覇逃す!
だが、粘りこそが、なでしこらしさである。 日本は、前半27分に、反撃のスタートを切る。右サイドを切り裂いた川澄から中央でパスを受けた大儀見が、ひとつタメを作っておいて振り向きざまに左足でシュート。鮮やかなゴールで1点を返した。 日本は、流れを変えたいと、32分に、早くもレジェンド、澤を岩清水に代えて投入した。ボランチの阪口がセンターバックに下がり、澤が宇津木とボランチを組む。佐々木監督は、さらに攻めの采配を続けた。39分に川澄と菅澤を交代。大野を右のハーフに下げ、大儀見と菅澤のツートップにシフトチェンジ。 後半7分にFKを得た宮間がゴール前に高いクロス。混戦の中、澤のヘッドに競りかけたジョンストンのクリアボールがオウンゴールとなった。2点差に詰め寄ったが、アメリカも、直後の9分、左のコーナーキックをファーサイドからブライアンが中へ折り返して、ヒースが正確に右足でゴール。簡単にはゲームのペースを取り戻させてはくれなかった。日本は、後半14分、最後のカード、岩渕を切った。大儀見、菅澤、岩渕のスリートップ。25分を過ぎると、有吉を前に上げて3バックにして超攻撃布陣で3点を追う。ワンタッチ、ツータッチの速いパスワークから波状攻撃を仕掛けるが、ゴールを割ることができない。 アメリカもワンバックを投入して逃げ切り体勢を整えた。残り5分をきると、5バックにしてまで守りを固める。3点差があってもアメリカも必死だった。だが、無情の試合終了の笛。日本は2-5で敗れ連覇を逃した。