【F1】角田裕毅にとってシンガポールGPは鬼門 過去2回いずれもクラッシュ「今年はなんとか完走したい」
【荒れることも多いシンガポールGP】 昨年のカタールGPでは、異常な暑さとタイヤ制限によるフルプッシュのレースとなったことで、ドライバーたちは限界ぎりぎりの戦いを強いられた。だが、それ以上のタフなレースがシンガポールだと言われる。 どちらのほうがタフかと角田に聞くと、苦笑いしながら答えた。 「僕はまだシンガポールで1回もレースをフィニッシュしたことがないんでわからないです(笑)。今年はなんとか完走したいなと思っています」 荒れることも多いシンガポールGPだけに、今年はしっかりとマシン性能をフルに引き出し、レースを走りきって、シンガポールGPでの自身初のポイントを獲得してもらおうではないか。そして、シーズン終盤戦に向けてランキング6位争いを再び、自分たちのほうへと引き戻してもらいたい。
米家峰起●取材・文 text by Yoneya Mineoki