年末年始に気をつけたい! ご近所トラブル映画5選!
隣人の嘘にはご注意を!『隣人は静かに笑う』
お隣りに住んでいるのが恐るべき人物だったら……というのは、いかにも映画的。しかし今作ほど危険な隣人も珍しいかも。大学教授のマイケルが、やけどを負った隣家の少年を助けたことから、2カ月前に引っ越してきたばかりのその隣人、オリバーの一家と交流するようになる。マイケルの専門はテロリズムの歴史。自称・建築技師というオリバーだが、郵便の誤配達から彼が嘘をついていることが徐々に明らかになっていく。 怪しい隣人のオリバー役、ティム・ロビンスの一見、人のよさそうな演技もあって、その裏に隠れた真実とのギャップで、じわじわ背筋を凍らせる。そして訪れる最初の悲劇はかなりショッキングだし、急転直下のクライマックスまで予想外のサスペンスを味わえるはず。いくつかツッコミどころはあるけれど、得体の知れない恐怖感と、アクションエンタメの両面からアプローチしているので、意外に気軽に観られる“怖い隣人”モノと言えそう。
隣人のバカ騒ぎにご注意を!『ネイバーズ』
隣人トラブル“あるある”といえば、最初に挙がるのが“騒音”。静かな夜を過ごしたくても、隣で大騒ぎのパーティが続いてたら、寝不足になって体調を崩してしまう、なんてことも。しかし、相手によってはなかなか注意できないこともある。この作品は、赤ん坊の娘がいる夫婦が静かな住宅街に念願のマイホームを購入したところ、隣に男子学生が共同で住み始め、毎日、大騒ぎを繰り返すという、あまりにわかりやすい設定。しかも基本はコメディなので、トラブルも素直に爆笑できるのが今作の魅力! 最初は学生チームのパーティに主人公の夫婦が誘われたりするのだが、ちょっとした行き違いから、学生側のリーダーがブチきれて、嫌がらせがスタート。夫婦側も負けてない。学生たちを出て行かせるため、あの手この手で仕返しする。その応酬には、アホらしいイタズラ作戦もいっぱいなので、究極の“ご近所バトル”映画かも。学生リーダー役、ザック・エフロンのイケイケなオレ様ぶりも見ものだが、主人公の夫を演じ、プロデューサーも兼ねているのが、セス・ローゲン。現在のハリウッドでも最も才能が輝くコメディアンなので、今作のハチャメチャ感と、ひとヒネリ効かせた笑いのバランスが絶妙だ。さらにおバカな続編も作られたので、あわせてどうぞ!