恒例の「時代行列」は高齢化で休止 継続できる祭りの在り方を探る 長野、旧中山道の宿場
旧中山道の宿場の面影を残す長野県長和町の和田宿で14日、恒例の宿場まつりが開かれた。本陣のメインステージでは太鼓や太極拳などの発表があったほか、会場一帯では子ども向けの射的やヨーヨー釣りなどさまざまなイベントを開催。多くの家族連れでにぎわった。 【写真】ライトアップされた和田宿
地元の和田獅子太鼓保存会は会場一帯で、太鼓や笛の音色に合わせて迫力ある獅子舞を披露。訪れた人たちはスマートフォンで撮影するなどして楽しんでいた。11~14日は午後7時から会場一帯のライトアップも行われ、オレンジ色のぼんやりとした明かりが暗闇に浮かび上がった。 例年行っていた江戸時代の衣装で練り歩く「時代行列」は、衣装などを担当していた町内の団体が高齢化で解散したため休止に。実行委員長の田中利夫さん(53)=長和町和田=は「お盆期間に帰省してきた人らにふるさとを感じてもらえるよう、継続できるまつりの在り方を考えていきたい」と話した。