ソフトバンク・前田悠伍投手

■プロ野球　ソフトバンク －オリックス　（1日　みずほPayPay） ソフトバンクはドラフト1位ルーキー左腕・前田悠伍（19）がオリックス戦にプロ初登板、初先発。3回56球、被安打8、6失点とホロ苦デビューとなった。 スタメンは1番セカンド・ダウンズ、2番DH・柳田、3番サード・栗原、4番ファースト・山川、5番レフト・正木、6番キャッチャー・谷川原、7番ショート・今宮、8番ライト・笹川、9番センター・佐藤直のオーダーを組んだ。 先発のドラフト1位ルーキー・前田悠伍はプロ初登板。今季ここまで二軍で12試合（うち先発9試合）に登板し、4勝1敗、65回を投げ58奪三振、防御率1.94と好成績を収めている。 立ち上がりは、先頭の茶野に対し初球を144キロの直球で入ると、2球目の142キロの直球で右飛に打ち取りプロ初アウト。続く2番・大城も右飛とすると、大阪桐蔭高の先輩、3番・森を2球で二ゴロに打ち取り全球直球、わずか6球で三者凡退に抑える。 しかし続く2回に、先頭のセデーニョに2球目の直球を右前安打とされ初めて走者を背負うと、5番・西川に甘く入ったスライダーを左中間に運ばれ無死二、三塁。ここで紅林、大里に連続適時打を浴び2点を先制される。なおも一、二塁で若月に三塁方向へ犠打を許し二、三塁から、9番・渡部に前進守備の二遊間を破られる2点適時打を浴び0－4。トップに戻り、茶野は捕飛、大城は右飛に打ち取るもこの回一挙4失点。 3回もマウンドに上がると、先頭の森に左前安打を浴び、続くセデーニョにチェンジアップをすくわれレフトスタンドへの14号2ランを浴び0－6。1死を奪うも、紅林に四球を出し、大里のボテボテの投ゴロは冷静に二塁へ送球し2死一塁。だが若月に左前安打を浴びると、渡部には肩口に死球を与え満塁。それでも茶野をフルカウントから遊ゴロに打ち取りピンチをしのいだ。 一方打線は相手先発・田嶋の前に、初回は三者凡退。2回には2死から谷川原が左前安打を放つも今宮が凡退。3回1死満塁とすると栗原の二ゴロ間で1点を返した。 チームで新人投手の初登板初勝利は、19年3月29日・西武戦の甲斐野央（現西武）以来5年ぶり。高卒新人では12年7月7日・日ハム戦の武田翔太以来12年ぶりの快挙だった。 ◆前田 悠伍（まえだ・ゆうご） 大阪桐蔭高から高校生No1左腕として2023年ドラフト1位でソフトバンクに入団。大阪桐蔭高では、1年秋からベンチ入りを果たすと、2年時の春の甲子園で4年ぶりの優勝を果たす。2年秋の明治神宮大会では史上初の連覇に貢献するも、3年夏は大阪府大会準優勝で甲子園出場ならず。それでもU－18W杯では決勝のチャイニーズ・タイペイ戦で完投勝利を果たすなどエースとして初優勝に貢献。左投左打、179㎝76㎏。