巨人・大勢、ふるさとでトークイベント「応援してくれる多可のみなさんが原動力」 地元の良さ「何もないって素晴らしい」
プロ野球巨人で活躍する大勢投手（本名・翁田大勢）のトークイベントが兵庫県多可町中区中村町のベルディーホールで開かれた。同町出身の大勢投手は「応援してくれる多可町のみなさんがいるから僕はあのマウンドに立っている。みなさんが僕の原動力」と、会場に詰めかけた町民約５５０人に、古里への思いを語った。（敏蔭潤子） 【写真】応援メッセージを読んで盛り上がる大勢投手（右）と司会の田中大貴さん 大勢投手は八千代少年野球クラブ、西脇工業高校などを経て２０２１年、ドラフト１位で巨人に入団。抑え投手として活躍し２２年はセ・リーグ新人王に。２３年にはワールド・ベースボール・クラシック（ＷＢＣ）の日本代表に選出され、昨年は２９セーブを挙げ巨人のリーグ優勝に貢献した。 多可町は今年、町制２０周年を迎える。記念イベントの幕開けとして４日、町ふるさと親善大使の大勢投手を招いた。 トークイベントは、同県小野市出身のフリーアナウンサー田中大貴さんが進行役を務めた。 大勢投手は多可町の良さを問われ「何もないって素晴らしい」と回答。「今朝も鳥の声や自然の音を聞きながら翠明湖の周囲を走った。いいリフレッシュになった」と、自然豊かな地元への愛情を語った。 大切にしている言葉には「他人を気にしない」を挙げた。「自分がこうだと思うことを続けることで、なりたい自分になれる。他人を気にすると中途半端になると思う」。ひたむきに努力し、実績を積み上げてきたプロ意識をのぞかせた。 離脱もあった昨シーズンを「もっとやれたのでは」と振り返り「今年は年間を通じて投げて日本一になり、胸を張って帰ってきたい」と町民に誓った。
