セルヒイ・ボハチュクに勝利し暫定王座となったヴァージル・オルティスJr 次の対戦相手候補 | ボクシング
スーパーウェルター級タイトルを初めて獲得したヴァージル・オルティスJr。次の対戦相手は誰だろうか?
日本時間8月11日、ヴァージル・オルティスJrが世界暫定王座に挑戦した。KOの山を築いてきた挑戦者は、キャリア初の12回戦を戦い抜いた。 米国・ラスベガスで行われ、DAZNから生中継されたこの一戦で、26歳の天才ボクサーは2度のダウンを奪われながらもセルヒイ・ボハチュクに判定勝ちを収め、WBC世界スーパーウェルター級暫定王者となった。 この勝利により無敗のキャリアを維持したオルティス(22勝0敗、21KO)。プロデビューからの連続KO勝利は止まったものの、キャリア最大の勝利を収めたことで、次の対戦相手に多くの選択肢が広がった。 ここでは、オルティスの次の対戦相手として有力なファイターたちを見てみよう。
テレンス・クロフォード
ボハチュクに勝利する前から、サウジアラビアの娯楽庁長官のトゥルキ・アラルシク氏がDAZNに出演し、テレンス・クロフォード vs ヴァージル・オルティスJrの対戦を企画したいと述べていた。これはカネロ・アルバレス vs クロフォードのメガファイトの計画が実現しなかったためとみられる。 アラルシク氏はクロフォードに対して「この試合のために巨額のオファーを出すつもりだ」とも付け加えた。 勝利を収めた後、オルティスもこのアイデアに賛同した。DAZNに対し「やろうぜ。俺は挑戦を受け入れる準備ができている。『バド』(クロフォード)は間違いなく世界で最強のパウンド・フォー・パウンド・ファイターだと思う。俺には彼を打ち負かせる力があることを証明したい」と語っている。 クロフォード(41勝0敗、31KO)は先週末、WBAスーパウェルター級世界王者に輝いた。クロフォードは来月37歳を迎える。 とは言ったものの、クロフォードとオルティスの考えは異なるようだ。先週元世界王者ショーン・ポーターのポッドキャスト『The PorterWay Podcast』に出演した際、セバスチャン・フンドラ、オルティス、ジャーメル・チャーロの中で次の相手を選ぶ必要があるならフンドラを選ぶと語った。 アラルシク氏が提示する金額でクロフォードの考えを変えることができるだろうか?