サークルＫの店舗（トロント）

（ブルームバーグ）： セブン＆アイ・ホールディングスに買収案を提示しているカナダのコンビニ大手アリマンタシォン・クシュタールは、米景気が軟化すれば大型買収が実現する見通しが改善する可能性があると表明した。

７＆ｉＨＤにカナダ同業が買収提案、外資の国内企業買収で最大も (4)

ブライアン・ハナッシュ最高経営責任者（ＣＥＯ）は５－７月（第１四半期）決算の発表資料で、米国には「大きな企業統合の機会があり、厳しい経済情勢がこのトレンドを加速させつつある」と指摘した。

発表資料では７＆ｉＨＤへの関心について言及はなかった。

クシュタール幹部は米東部時間５日午前８時（日本時間同日午後９時）にアナリストとの電話会見を開く。ハナッシュ氏は今週でＣＥＯを退任するが、企業の合併・買収（Ｍ＆Ａ）を担当する特別顧問として同社に残る。後任にはアレックス・ミラー最高執行責任者（ＣＯＯ）が就任する。

サークルＫなどのチェーンを傘下に持つ同社の５－７月期決算は、調整後１株利益が83セントと、ブルームバーグ集計のアナリスト予想84セントにわずかに届かなかった。売上高は183億ドル（約２兆6300億円）で、市場予想の181億ドルを上回った。

原題：Couche-Tard Says Hunting for US Deals, Stays Quiet on Seven & I（抜粋）

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