獲得賞金新記録や歴代最高平均ストロークだけじゃない! 今季国内女子ツアーで誕生した3つのスゴい新記録とは?
竹田麗央がドライビングディスタンス歴代最高を記録
年間女王に輝いた竹田は数々の部門で1位に輝いたが、その中で取り上げたいのはドライビングディスタンス。263.19ヤードは2023年に神谷そらがマークした260.82ヤードを大幅に塗り替える歴代最高なのだ。 2023年の竹田のドライビングディスタンスは258.91ヤードで神谷に次ぐ部門2位だった。2024年はいろんなところが成長した結果の女王戴冠だったと思うが、飛距離も4ヤード以上伸びていたわけだ。 竹田は他の部門でも歴代最高を叩き出している。それはパー5の平均スコアである。4.5576は2023年に自らがマークしていた4.6300を塗り替える新記録。これは、飛距離のアドバンテージを存分に生かした結果だといえる。 優勝して米女子ツアー出場権を獲得した「TOTOジャパンクラシック」でもパー5で2イーグル、5バーディーの9アンダーを荒稼ぎしたことが大きかった。この試合でもドライビングディスタンスは272.33ヤードで1位である。2~10位は笹生優花を含めて全員が米女子ツアーの飛ばし屋たち。この事実からも竹田の飛距離はワールドクラスであることが分かる。飛距離を武器に世界に飛び出す2025年、どんなプレーを見せてくれるか楽しみでならない。
宮井善一