〈エルケクス〉冒険心とノスタルジーをまとうオレゴン州生まれのレタードスウェット!
アメカジの王道アイテムのひとつ、カレッジアイテム。でも、大人に似合うものにはなかなか巡り合えないかも、と思っている人にうってつけのスウェットシャツを〈エルケクス〉で発見! ヴィンテージ風のデザインと、古着の風合いが大人の着こなしに最適なのだ。
[エルケクス] ELKEX
1805年、ルイス&クラーク探検隊によってアメリカ全土に知れわたり、1859年に33番めの州として昇格したオレゴン州。面積は、日本の本州と四国を合わせた大きさで、アメリカで9番めの広さを誇っているけれど、なんと州の半分は森林で覆われているんだそう。そこで思い出すのが、オレゴン州の緑豊かな森の中で、少年たちが冒険を繰り広げる映画『スタンド・バイ・ミー』の風景。雄大な自然を背景に、ゴーディ、クリス、テディ、バーンの4人が、死体を探しに行くという一見無邪気な冒険を通じて、それぞれが抱える悩みや家庭の問題、将来への不安に向き合っていく。これぞ青春! というもの。今も多くの人々にとって憧れや懐かしさを呼び起こす傑作だけど、『サファリ』世代なら、彼らに共感した人も多いのでは? そんな、懐かしさと冒険心を思い起こさせてくれるのが、映画の舞台でもあるオレゴン州生まれのブランド〈エルケクス〉が作ったレタードスウェット。なんといってもカレッジ風のロゴ使いがポイント。アメリカのキャンパスライフや映画に憧れ、こうしたスウェットを手に入れた読者も多いはずで、このヴィンテージ感あふれるアイテムに懐かしさを感じるだろう。ただ懐かしいだけでなく、大人が着てもサマになるところが〈エルケクス〉ならでは。ウォッシュ加工された生地は風合いがよく、ほどよくフィットするシルエットが大人のカジュアルにふさわしい。仕事終わりのリラックスタイムに、週末に自然を楽しむ際にと、場所を選ばず使用できるアイテムだけに、冒険心もあおってくれる!? 件の映画のラストでは、ゴーディが「僕らはあの夏、決して忘れられない冒険をした」と語る。これを着れば、あの頃の自分と今を繋ぎ、小さな冒険心を日常に取り戻すことができるかも!?
甘めに編んだ、重すぎない生地を使用しているので、柔らかくて肌当たりも気持ちよい。襟、袖口、裾は、凹凸がしっかりしていてデザイン性のあるリブ。裁ち切り仕様に三本針振りステッチで、武骨な印象になっている。ロゴはフェルトと刺繍を組み合わせたもの。各5390円(以上エルケクス/マイノリティー) ※雑誌『Safari』12月号より