30kWh電池で余裕の走り! [ホンダN-VAN e:]なら仕事もレジャーも大活躍確実でしょ!
■急坂でもノーストレスの楽ちんドライブ
長い前置きになった。すでに平坦な栃木のテストコースで試乗しているが、今回は公道。アップダウンもある。登り坂でのドライバビリティこそ電気軽バンの得意分野だと思う。 軽バンに乗っている人なら解ると思うけれど、エンジン出力は45馬力程度。荷物や人を乗せて登り坂に掛かると、アクセル全開じゃないと速度が落ちてくる。踏めば低いギアになり、賑やか。 N-VAN e:はターボと同じ64馬力。しかも低い速度域から最大トルクを出す。すでに販売しているミニキャブEVやSAKURAは64馬力。余裕の走りを見せる。N-VAN e:も大いに期待していた次第。 今回の試乗会、横浜をベースにしていたこともあり、元町から山手に向かう登り坂など走ってみた。タイトな登りコーナーなど多く、エンジンで走る軽バンだと低いギアを多用することになる。 予想していたけれど、まぁ楽ちんです。けっこうな急坂もストレスなくグイグイ登っていく。 私はN-VAN e:をオーダーしており、引退後に過ごそうと考えている八丈島で使う予定。八丈島、アップダウン多く、エンジン車だと(私はマニュアル車)、頻繁にギアダウンしなければならない。N-VAN e:であれば余裕だと思う。アップダウンの多い地域にピッタリかと。
■仕事の足として使うならガソリン代の元を取ることも可能
参考までに書いておくと、一般家屋に付けられる200V/30Aの普通充電器だと、20km走って1時間の充電で済む。電気代は100円ほどでリーズナブル。 エンジン車ならガソリン代が200円くらいかかると思う。1万km走って電気代なら5万円。ガソリンは11万円。1万km走る毎に6万円安くなる計算。5万kmで30万円だ。果たしてエンジン車からN-VAN e:に乗り換えて元が取れるか? 車両価格は『L4』で269万9400円。国からの補助金が55万円出るため214万9400円。残念ながら電気料金とガソリン代の差額だと元は取れない。 ただ荷物を運ぶなど仕事に使うのなら(アルバイトでもOK)、100万円のLEVO補助金が出る。これ使えば169万9400円。10万kmくらい走ると電気代とガソリン代の差額が60万円になるため、十分ペイするんじゃなかろうか。 ということで現時点では誰にでも勧められる価格じゃないものの、ビジネスユースであれば有利なトコロまで来た(東京都在住で太陽光発電を導入してる私は国から55万円の他、75万円の補助金出る)。 5年もすれば電池価格が下がってきてガソリン車の50万円高くらいになってくるだろう。そうなれば補助金無しだって電気料金とガソリン代の差額でモトが取れるようになります。