感動再び!ラグビーW杯戦士集結のトップリーグが明日開幕。本当に見るべきチームはどこだ?
今年度から田邉淳アシスタントコーチが加わったのも大きい。ニュージーランドでのプレーと日本代表での指導の経験があり、オフロードパスなどの涵養を通して攻撃のフレームワークに彩りを加える。 従来は8月、W杯開催年度は、11月に開幕するのがTLの通例。しかし今季は、W杯出場選手への休暇付与などを公式的な理由にこのタイミングでのスタートとなる。 日本のサンウルブズが参加する国際リーグのスーパーラグビーは2月に開幕と、ひいき筋の予算分配を難しくさせかねない。そもそも2021年からは新リーグが発足されるため、現行のTLはいずれ発展的解消の道を辿る。とはいえ、今季のTLがW杯のもたらした競技人気の高まりを消してはならないという重いバトンを引き継いだのは確か。サントリーの流は、現場サイドの思いを代弁した。 「また次も観たいと思われる、子どもたちに憧れられるプレーをしていくことが僕たちの使命です。グラウンド内では僕らが頑張ります。運営の方々とも協力してラグビーの価値をもう一段上げられるようにしていきたいです」 各チームの勝利と同時に日本ラグビー界の真の勝利を希求されたい。 (文責・向風見也/ラグビーライター)