<ここに注目>二松学舎大付と聖光学院、両エースによる投手戦か 選抜高校野球
聖光学院・赤堀颯主将の話
(二松学舎大付は)高い投手力と守りが中心のイメージ。(昨夏に夏の甲子園連続出場が途切れ)先輩たちが目の前で負けて野球の厳しさを教わった。日本一を目標に、一瞬を大切に泥臭く戦いたい。
文武両道掲げ
1962年、故野田新弼(しんすけ)氏が創立したキリスト教系の私立校。野球部は63年創部で、2019年まで夏の甲子園に戦後最長の13大会連続で出場した。 校訓は「神と共に働く人に」。奉仕の精神を持ち、創意工夫に富んだ人材育成に取り組んでいる。学科は普通科と工業系学科があり、22年度に再編される。普通科には進学探究▽スポーツ探究▽福祉探究――の3コースを設置。工業系学科は工学科と名称を変え、生徒は2年次から、機械工学▽プロダクト工学▽情報工学――の3コースを選択して学ぶ。 文武両道を目標に掲げ、運動、文化系を合わせて32の部活動がある。サッカー部や柔道部、剣道部なども県内の強豪として知られている。
「『全員主役』で戦えた」記録員の梅川輝さん
今年のチームの目標は「日本一」です。自分たちは、とにかくどんな相手にも食らいつき、泥臭く粘り強い野球が持ち味です。野球の技術以外のあいさつや身の回りの整理整頓などの細かい一つ一つの日本一を心がけて生活しています。 ずっと同じ目標を共有できたことで、秋はベンチもスタンドも「全員主役」で戦うことができました。技術だけではなく、それぞれ考え方や感性に磨きをかけ、センバツでは「無類のチーム」で戦います。