大谷翔平とともにMVPのヤンキース・ジャッジ、やはり懐が広かった… 「FAのソトが自分より大金をもらっても気にしない」再契約をオーナーに進言
大谷翔平とともに満票で今季のMVPを受賞したヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手(32)は、チームからFAとなっているフアン・ソト外野手(26)が自分より高額年俸になっても意に介さないと語った。23日(日本時間24日)の大リーグ公式サイトが報じた。やはり度量が大きかったようだ。 「正直なところ、僕のお金じゃないからね。チームが望み得る最高の選手を手に入れる限り、僕は本当に気にしない。ハッピーだよ。誰が一番大金をもらっているかなんて、そんなの気にしたことがなかった」 FAのソトは総額6億ドル(約930億円)の超大型契約を狙っているとされる一方、ジャッジはヤンキースと2031年まで総額3億6000万ドル(約558億円)の9年契約を結んでいる。 主将でもあるジャッジは、ドジャースに1勝4敗で敗れたワールドシリーズ終了から約1週間後、フロリダ州タンパでハル・スタインブレナー・オーナーと会談。ソトと再契約するよう進言したという。 また、今季のソトが直前の2番に座っていたことに感謝した。「フアンが僕の前を打ってくれて、そのおかげでたくさん球を見られた。僕の前で投手にとって本当にタフな打席にしてくれて、1回から投手を最初の15球以内とかでバテさせるから、そういう打者が前にいてくれるインパクトは大きかった。自分以外の8人の打者がフアン・ソトだったら最高だと思うよ」 温厚な人柄で知られるジャッジは、昨季62本塁打でア・リーグ記録を更新し、大谷の2年連続MVPを阻止。大谷のことを「友達だ。ライバルではない。彼の大ファンで、友人として競い合うのを楽しんでいる」と、リスペクトを語り、今秋のワールドシリーズ直前も「大谷については多くが語られているが、それでも十分に語り尽くされていないと思う。最高の野球選手であり、このスポーツにとって素晴らしいアンバサダーでもある」と称賛している。(写真はAP)
中日スポーツ