「ショウタがいなかったらどうなってたか」今永昇太が魅せた100球の熱投にカブスOBも感嘆「全員でサポートすべき」
上々の前半戦に賛辞が相次いだ。 現地時間7月10日、カブスの今永昇太は敵地でのオリオールズ戦に先発登板。6回(100球)を投げ、被安打6、無失点、1四球、6奪三振という内容で今季8勝目をマークした。 【動画】前半戦最終登板で好投!今永昇太が6回をシャットアウト 強打を誇るオリオールズ打線を相手に危なげない投球を披露した。四球と安打で得点圏への出塁を許した初回を無失点で切り抜けた今永は、2回と3回も走者を置きながら得点を与えず。4回以降は出塁を許しながらも小気味いい投球を続け、スコアボードに「0」を並べた。 この登板で今季11度目となるQS(クオリティ・スタート)を達成した今永。防御率2.97(リーグ5位)とした左腕は、防御率がリーグ3位(3.68)のカブス先発陣を牽引する役割を担っている。 日進月歩の進化を見せる日本人ルーキーには、カブスのOBも高い評価を下している。 オリオールズ戦の中継を行なっていた地元スポーツ専門局『Marquee Sports Network』の解説者で、カブスに在籍した1984年にサイ・ヤング賞を受賞した経験を持つリック・サトクリフ氏は、「今年はショウタが失点を許さなかった試合が何度もある。その道中でつまずくこともあったが、彼がいなかったらカブスはどうなっていただろう?」と指摘。好成績を残し続ける今永を絶賛している。 「彼がカブスをなんとかポストシーズン争いにつなぎ留めてくれている。今こそ彼を全員でサポートすべき時だ」 今永への厚い信頼を口にしたサトクリフ氏は、「彼は日本で何度もオールスターに選ばれている。そして、向こう(日本)ではトップクラスのピッチャーでもあった。だから緊張感のある大舞台の経験もある」と指摘。選出が決まっているオールスターでの快投にも期待を寄せた。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]