「きょうだいは何歳差がいい?」先輩ママのベストタイミングは? 年齢差別の特徴を専門家が解説
■2歳差きょうだいの特徴
1人目のお子さんは、いわゆるイヤイヤ期に突入しているかもしれません。おうちの人からすると一番大変な年齢差であるかもしれません。もともと「イヤ」「ダメ」という半面、おうちの人に甘えてくる様子もあるところに、赤ちゃんがやってくるので反抗や甘えが激しくなることがあります。 ミルクを飲みたいと言ったり、オムツを履きたいとせがんだりするかもしれませんが、可能の範囲で応えてください。実際にやってみることで、ミルクはあまりおいしくないし、オムツも窮屈であるとわかります。
■3歳差きょうだいの特徴
ある程度、ものごとがわかるようになっているので、赤ちゃんの誕生を楽しみにしている様子がありますが、生まれたら実際どうなるかまでは想像できていません。そのため、おうちの人からすると意外な反応をするかもしれませんが、それもこの年齢の子どもなりの反応と受け止めてください。落ち着くと赤ちゃんのお世話をしたがることもあります。
■4歳差以上のきょうだいの特徴
はっきりと赤ちゃんの誕生を理解することができます。積極的に赤ちゃんの世話をしたがる場合、可能な範囲で手伝ってもらいましょう。おうちの人と同じようにできなくて、悔しがったりもしますが、そのフォローも忘れずに。 最後になりますが、子どもは授かりもの。2人目3人目が授かるかどうかはわかりません。授からなかったとしても自分やパートナーを責めたりしないで、お子さんとの時間を楽しんでいただけたらと思います。(菅野幸恵さん) 1人目の子にとって、自分以外の子どもが同じ家庭に誕生するということは、それはそれは大きな変化でしょう。それだけに親としては早めに考えておきたいという半面、子どもは授かりものだから思う通りにはならないことも。どちらにしても子どもとの時間を大事にできるといいですね。 (取材・文/橋本真理子、たまひよONLINE編集部) ※文中のコメントは「たまひよ」アプリユーザーから集めた体験談を再編集したものです。 ※この記事は「たまひよONLINE」で過去に公開されたものです。 ※記事の内容は2023年1月の情報で、現在と異なる場合があります。
菅野幸恵さん
青山学院大学コミュニティ人間科学部教授。専門は発達心理学。研究テーマは、乳幼児期の親子関係、地域コミュニティでの子育てについて。著書に『あたりまえの親子関係に気づくエピソード65』(新曜社)、『つながりの子育て』(共著、理工図書)などがある。
たまひよ ONLINE編集部