幼児雑誌の付録に本物そっくりな“AED” 医療機器メーカーとコラボ 担当者を取材【9月9日は救急の日】
日テレNEWS NNN
9月9日は『救急の日』です。この日にあわせて幼児雑誌の付録として企画されたのが、本物そっくりのデザインに仕上げた“AEDセット”。付録を企画した目的と思いを担当者に伺いました。
■幼児雑誌の付録に『おやこで!AEDたいけんセット』
都内の書店、児童向け雑誌のコーナーに並べられていたのは小学館が刊行する幼児雑誌『幼稚園』10・11月号です(8月30日発売)。付録の『おやこで!AEDたいけんセット』は、医療機器メーカー・日本光電工業株式会社とコラボレーションしたもの。 実際に日本光電が製作する『普及タイプAED』とほぼ同じサイズで、レバーを引くとふたがパカッと開く仕掛けや、30秒の音声ガイドが流れるなど、本格的な付録となっています。
■付録を通して「AEDというものを知ってもらう」
付録を担当した小学館の幼児誌編集室幼稚園・付録担当の今村さんは、今回の付録について幼児向けの雑誌としてこだわった部分があるといいます。 ――『幼稚園』で今回、AEDの付録を企画した理由を教えてください。 『幼稚園』の付録は常々、子どもたちが触りたくても触れないものとか、あと「こういうことを教えたいよね」ということを中心に、いろいろ企画を探しています。その中のひとつで、「AEDって大人でも触りたくても触れないよね」というのと、(AEDを)子どもたちに教えるというのもいいことなんじゃないかということで、企画を考えさせていただいて日本光電さんに企画を持っていきました。 ――今回の付録で、幼児向けの雑誌としてこだわった部分はどこですか? 『幼稚園』は、付録と(雑誌の)中に書いてある記事とで連動して、読みながら遊びながら学んでもらうという感じなんです。AEDというものを知ってもらうのと、あと『おやこで!AEDたいけんセット』というタイトルに今回しているんですけど、親御さんも一緒に遊びながら、「そういえばこういうのだったな」とか、「こうなっているんだ」と思ってもらって、一緒に学んでほしいなというところと、AEDのマークって本当にいろんなところにいっぱいあって、ショッピングモールとか駅とか、今はコンビニとかでも導入し始めたと聞いているんですけど、(幼稚園児が)この付録を遊ぶことによって、AEDマークを見つけたりとか、「あ、ここにあった」とか、何かちょっとでも思ってもらえていたら、いざという時に役に立つかなと思っています。