豪ドル円、17年ぶりの「107円台」に ~ここ2週間のオーストラリアマーケット動向【解説:三井住友DSアセットマネジメント】
三井住友DSアセットマネジメント株式会社が、2024年6月18日~2024年7月2日のオーストラリアマーケット動向について解説します。
為替
ここ2週間の豪ドルの対円レートは、上昇しました。6月18日開催の豪州準備銀行(RBA)の金融政策決定会合では、政策金利は据え置かれたものの、声明文で利上げの可能性が排除されなかったことから、豪州の利上げ観測が強まり、豪ドルの対円レートは上昇しました。その後、26日に発表された豪州の5月の消費者物価指数(CPI)が市場予想を上回って上昇したことで、豪州の利上げ観測がさらに強まり、豪ドルは対円で上昇し、27日には17年ぶりとなる1豪ドル=107円台をつけました。
金利
ここ2週間の豪州3年国債利回りは、上昇しました。6月18日に公表されたRBAの金融政策決定会合後の声明文では、利上げの可能性が排除されなかったことで、豪州3年国債利回りは上昇(債券価格は下落)しました。その後、豪州の5月のCPIの発表を控え値動きの小さい展開となるなか、26日に発表されたCPIが市場予想を上回って上昇したことで、豪州の利上げ観測がさらに強まり、豪州3年国債利回りは上昇しました。 (2024年7月4日) ※当レポートの閲覧に当たっては【ご注意】をご参照ください(見当たらない場合は関連記事『豪ドル円、17年ぶりの「107円台」に ~ここ2週間のオーストラリアマーケット動向【解説:三井住友DSアセットマネジメント】』を参照)。
三井住友DSアセットマネジメント株式会社
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