（写真：KBS京都）

一日のお詣りで千日分のご利益があるとされる「千日詣り」が、京都市東山区の清水寺で行われています。「千日詣り」は観音信仰の広まりとともに生まれた古くから伝わる風習で、この時期にお詣りをすると一日で千日分のご利益が得られるとされます。清水寺では、千日詣りに合わせて、ふだんは入ることができない本堂の内々陣が特別公開されていて、大勢の参拝者が訪れていました。参拝者らは、薄暗い本堂の中で家内安全などの願いを書いたろうそくを供えたあと、秘仏の本尊・十一面千手観音につながる五色の綱を引っ張って、静かに祈りを捧げていました。参拝者は「健康で穏やかに過ごせ、世界中の人が幸せに暮らせる世の中になってほしいという思いでお詣りさせていただいた」と語りました。清水寺の千日詣りは8月16日までで、8月14日からは夜間特別拝観も行われます。