長谷川廉斗容疑者（26）

　大阪府内のマンションの一室で1歳の男の子に暴行を加え、死亡させたとして母親の交際相手の男が逮捕された事件で、男の子が暴行を受けたとみられる日の夜、おう吐していたことが新たに分かりました。 　傷害致死の疑いで23日に逮捕された無職の長谷川廉斗容疑者（26）は、今月6日、大阪府内に住む交際相手の息子・西村結翔ちゃん（1）に暴行を加え、小腸を断裂させるなどして翌日の7日に死亡させた疑いがもたれています。 　結翔ちゃんは7日正午ごろ、自宅の寝室で息をしていないのを母親が見つけ、病院に搬送されましたが、その後死亡が確認されました。 　長谷川容疑者は事件当時、結翔ちゃんにラーメンを食べさせていたとみられますが、その後の警察への取材で、結翔ちゃんは暴行を受けたとみられる6日の夜、入浴時に食べたものをおう吐していたことが新たにわかりました。 　長谷川容疑者は、逮捕前の任意の調べで、 「（結翔ちゃんが）ラーメンの器をひっくり返したのが許せず、突き飛ばした」と話していましたが、逮捕後の調べには、「結翔ちゃんが滑らないようにお腹あたりを右手の手のひらで押しのけた。すると尻もちをついた。結翔ちゃんが亡くなったことは事実ですが、私が押しのけた行為が原因とは思えません」と容疑を否認しています。 　一方、母親は警察に対し、結翔ちゃんが「前日の午後10時ごろから寝室でずっと寝ていた」と話しているということで、警察が当時の状況をさらに詳しく調べています。