福招く大蛇のしめ飾り、一家で合作 30年超続く地元の風物詩 丹波
体長2・8メートルのヘビや七福神、縁起物を取り合わせたしめ飾りが、兵庫県丹波市の大森さん宅の玄関にかけられている。栄司さん(55)と長女の春菜さん(14)を中心に一家で合作。うねる大蛇のように「元気に楽しく過ごしたい」との願いを込めた。 【動画】新年への期待、初日の出とジェット機に乗せて 栄司さん、妻の恵さん(55)、春菜さんはともに市内の木工作品展の常連。しめ飾りは1992年末に作った「酉(とり)」から毎年続け、今では地元の風物詩になっている。 自家栽培のもち米のわらを材料に、昨年12月中に3週間かけて制作。土台の長さ2・4メートルの綱は一家6人で編み上げた。大中小3匹のヘビは親子といい、草履の編み方を応用して頭の形を立体的に整えた。 栄司さんは「みんなが仲良く、福がたくさん集まる年にしたい」と話す。1月15日まで玄関先に飾るという。(那谷享平)