大谷翔平、「2番・DH」本拠地開幕戦で元巨人マイコラスと対決 スキャンダル余波を心配する声に指揮官「影響するとは思わない」
「ドジャース―カージナルス」(28日、ロサンゼルス) ドジャースの大谷翔平選手が「2番・指名打者」で出場することが発表された。20、21日に韓国で開幕シリーズ2試合を戦ったチームの本拠地開幕戦。大谷にとってはドジャースの一員としてホーム初公式戦となる。 大谷は韓国で行われたパドレスとの開幕シリーズ2試合で打率・300(10打数3安打)、2打点、1盗塁をマーク。持ち味の長打力を披露できなかったが、2試合連続安打&打点をマークし、存在感を示した。 ところが、米国帰国後に出場したオープン戦3試合は8打席無安打(2四球含む)。25日には元通訳の水原一平氏の違法賭博関与などの疑惑に関する記者会見を行うなど、野球に集中できない状況が続いている。実際に同通訳が解雇された後の4試合は打率・091(11打数1安打)と結果が出ておらず、“スキャンダル”の影響が心配されている。 しかし、この日の試合前に会見を行ったロバーツ監督は「彼は毎日、準備している。パフォーマンスに影響するとは思わない。彼がチームメートたちと笑い合っているのを見てるとそうは思わない」と話した。 この日が開幕戦のカージナルスは15年から17年まで巨人に在籍し、通算31勝をマークしたマイコラスが先発。大谷は初対決となった昨年5月3日の試合で3打数2安打。二刀流で出場した試合で一度は勝ち越しとなる適時打を放ったが、勝敗はつかなかった。 カージナルスには昨年3月のWBCで侍ジャパン入りしたヌートバーが在籍するが、今月初めのオープン戦で左肋骨を骨折し、負傷者リスト入り。キャンプ地のフロリダでリハビリに専念するため、今回の遠征には帯同せず。世界一の歓喜を分かち合った大谷や山本との再会は8月の対戦に持ち越された。 ▽ドジャースのラインアップ 数字は昨季の成績 1番・遊撃 ベッツ 打率・307 39本塁打 107打点 OPS・987 2番・DH 大谷 打率・304 44本塁打 95打点 OPS1・066 3番・一塁 フリーマン 打率・331 29本塁打 102打点 OPS・977 4番・捕手 スミス 打率・261 19本塁打 76打点 OPS・797 5番・三塁 マンシー 打率・212 36本塁打 105打点 OPS・808 6番・左翼 T・ヘルナンデス 打率・258 26本塁打 93打点 OPS・741 7番・中堅 アウトマン 打率・248 23本塁打 70打点 OPS・790 8番・右翼 ヘイワード 打率・269 15本塁打 40打点 OPS・813 9番・二塁 ラックス 打率・276 6本塁打 42打点 OPS・745 投手 グラスノー 11勝4敗 防御率3・76