【箱根駅伝】立大・高林祐介監督「失うものはないと思うので、チャンレンジ」 63年ぶりシード権獲得へ
来年1月2、3日に行われる第101回東京箱根間往復大学駅伝に出場する立大が15日、埼玉県内の新座キャンパスで取材に応じた。 10月の予選会トップ通過で3年連続30回目の本戦出場を決めた。11月の全日本大学駅伝初出場で7位に入り、シード権を獲得するなど、勢いに乗る。今年4月に就任した高林祐介監督は「着任して約8カ月が経った。箱根のシード権は最近は現実的な目標として捉えられるようになってきた。しっかりと本戦ではシード権を目指して戦いたい。実績より調子のいい選手を抜擢(ばってき)したい。私自身、初めての駅伝でチームとしても久々の3年連続の箱根。失うものはないと思うので、チャンレンジしていきたい」と意気込んだ。 高林監督は駒大時代に箱根駅伝優勝経験があり、駒大コーチを務めていた。駒大の大八木弘明監督(現総監)の熱血掛け声「男だろ!」が有名だが、「日々の中で話したり声掛けたりしているので、その延長線上で変わらず、思ったところをしっかり伝えたいと思う。しっかり背中を押せるような声掛けをしたいと思う」と話した。 主将の安藤圭佑(4年)は着実に結果を残してきたチームについて「結果がついてきたのは、箱根の本戦に向けての自信につながった。気持ちの面で凄くプラスになる結果だと捉えている」。練習についても「結果が出てきたのは、監督が来てくれて力がついて、ここまでやってこられた。結果が出ていることによって練習メニューに対する信頼感が変わっていっている。練習への積極性は、どんどん高まっていると思う」と力強く語った。 安藤は2年時に10区15位で3年時は9区18位。今年の全日本は8区8位で駆け抜けた。今回は「区間は1、2、3区のどれかを希望している。各大学のエースたちが集うので、そういう人たちと勝負したい。最後の箱根駅伝。必ずシード権獲得に貢献したい」と63年ぶりのシード権獲得を見据えた。