ドゥカティ、MotoGP王者のバニャイアと2026年末まで契約を更新。2025年以降はすでに4名のライダーが決定
3月4日、ロードレース世界選手権MotoGPに参戦しているドゥカティ・コルセは、ファクトリーチームのドゥカティ・レノボ・チームで起用するフランセスコ・バニャイアとの間で2025年から2026年まで、2年間の契約更新を行ったと発表した。 【写真】 チャンピオンを獲得したフランセスコ・バニャイア(ドゥカティ・レノボ・チーム)/2023MotoGP第20戦バレンシアGP バニャイアは27歳のイタリア人ライダーだ。2013年にMoto3クラスでデビューを果たし、2017年からMoto2クラスにステップアップすると、翌2018年は8勝を含む12度の表彰台を獲得してチャンピオンに輝いた。 そして、2019年からドゥカティのサテライトチームであるプラマック・レーシングからMotoGPクラスに昇格。さらに2021年はファクトリーチームであるドゥカティ・レノボ・チームのライダーに抜擢された。 2021年は6度のポールポジション、4勝を含む9度の表彰台でランキング2位となったが、2021年はコンストラクターズチャンピオンとチームチャンピオンを獲得。2022年はドゥカティにとって、2007年のケーシー・ストーナー以来となるMotoGP王者を獲得し、コンストラクターズチャンピオンとチームチャンピオンとトリプルクラウンを達成した。 さらに2023年はチームチャンピオンこそ逃したのの、7度のポールポジション、15度の表彰台と7度の勝利を挙げて2年連続でのタイトルと、コンストラクターズチャンピオンも獲得するなどドゥカティのファクトリーチームへの移籍以降、多大な貢献を果たしている。 そんなバニャイアは、2024年シーズンの開幕を前にドゥカティ・コルセとの間で2025年から2026年まで、2年間の契約を更新した。シーズンオフ中のセパン公式テスト、カタール公式テストでも好調さを発揮しているバニャイアは、3連覇に向けて2024年シーズンを戦っていくことになる。 また、2025年シーズンにおいてはバニャイアを含む4名のライダーラインアップがすでに決定している。ブラッド・ビンダー(レッドブルKTMファクトリー・レーシング)は2026年末まで、ヨハン・ザルコ(LCRホンダ・カストロール)は2024年から2年契約を締結し、ルカ・マリーニ(レプソル・ホンダ・チーム)は2025年末までの2年契約を発表している。 ■フランセスコ・バニャイア 「夢のチームと一緒にレースを続けられることをとても嬉しく思っているよ! このカラーリングを身にまとうことは、僕にとって光栄だよ。それは素晴らしいことであり、誇りに思っている。ドゥカティ、ドゥカティ・コルセの全員とともに、僕たちは信じられないようなことを成し遂げてきた。2024年を含む今後3年間、僕たちは可能な限りの成功を達成するために最善を尽くし続けるよ。今年最初のレース、カタールに向けて準備ができているよ」 [オートスポーツweb 2024年03月06日]