真のラグジュアリーを体現する建築家・早草睦惠さんが感動したホテルは、サミット会場にも選ばれたあの名所!
3.早草さんが憧れる宿「ガンツウ 」(瀬戸内)
ホテルの魅力をロケーションからホスピタリティまで総合的に捉えている早草さんが憧れるているのは、なんと“移動する”宿!「ガンツウ」は「せとうちの海に浮かぶ、ちいさな宿」をコンセプトに瀬戸内の海を航行するスモールラグジュアリーな観光船です。建築家の堀部安嗣さんが約4年の歳月をかけて設計し、木の心地よさを五感で味わえる上質な住宅のような空間と、ラグジュアリーホテルのようにきめ細かなホスピタリティが魅力です。
「この船が海に浮かんでいる様子を広島から撮影したという写真を見たとき、その姿がとても美しくて…。この情景に自分の身を置いた様子を思い浮かべ、きっと気持ちがいいだろうなと思いました。船のなかから瀬戸内海の眺めを堪能しながら 静寂な内海の上でのゆっくりとした宿泊を体験してみたいんです。それに、だんだん自分が移動をするのにも疲れてきましたし、宿自体がそのまま動いてくれるのはいいなと思って(笑)。同じ移動する宿という観点では、近々に復活予定だというオリエント急行にも惹かれています。アールデコの濃厚な内装と、鉄道ならではの小さなスケールでの宿泊とサービスをぜひ体験してみたいですね」
早草さんが認めたホテルや宿は、決して表層的な派手さでアピールするのではなく、深く静かに感動する存在感のあるところばかり。早草さんのような長年のリピーターも多く存在し、まさに「アットホーム」で帰りたくなる場所として、唯一無二の魅力を放っています。